浦安市生涯学習情報提供システム「まなびねっとURAYASU」佐藤 静壽

e-人材紹介

 高齢者の皆様、「呆けま川柳」で余生を楽しんでみませんか。

 川柳は、「人間感情や社会生活」を主な対象として、「人間の心の動きや人生感」などを五七五で詠う短文芸です。

 老人にはいくらでも五七五で叫んでみたり、泣いたり笑ったりする材料がごろごろしていますね。

 例えば
(1)川柳は老人に似合う。
  老人は人生の垢にまみれ川柳はその人生を詠うからだ。

まだ邪念燃えて断捨離できぬ老い  青樹

老いてゆく喜劇と悲劇まだ幕間   青樹

呆けてゆく女房お先にとも言わず  青樹

 
(2)夫婦生活は川柳の宝庫だ。
  夫婦生活は愛憎の歴史であり、悲劇と喜劇の舞台だからだ。

背中掻く夫の爪の有難さ      青樹

古日記かざす女房の鬨に声    青樹

諍いの背中合わせに寝て夜長  青樹


(3)親子は川柳の悲劇だ。
  親は子に期待し、子は親に背くからだ。


夜泣きの子親を泣かせて笑いだし  青樹

説教の父のお膝が笑いだし      青樹

父さんに似るなと母が無理を言う   青樹


(4)男と女は川柳劇場だ。
  男と女は愛し愛され、騙し騙されるからだ。

しみじみとママと飲んでる店仕舞い  青樹

また女酔ったふりして眼を閉じる    青樹

奥様にいうわに逃げるいくじなし    青樹



(5)ニュースは川柳の山だ。
ニュースは政治や事件を報じ、世相や風俗を風刺するからだ。

セシュウムを知らぬ若葉が萌えてくる 青樹

第三者主流に舌を変えてゆく 青樹

総選挙みんな狸に見えてくる 青樹


    
 いかがでしょう。
 もし面白い、呆け防止のために私たちもやってみたいという方々がおられれば、団地の老人会などの席にお邪魔し、高齢者の皆様とご一緒に「呆けま川柳」を楽しんでみたいと思っております。

 
 また、毎月第4金曜日の午後1時30分から、「中央公民館」で「うらやす川柳会」の例会を開催しておりますので、体験入門や見学などをされてはいかがでしょう。お待ちしております。

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