団体紹介
「蒼天句会(あおぞらくかい)」は俳句を詠み鑑賞するという活動を通して会員の詩的感性の涵養を図り、日々の生活に潤いを培うとともに、活動の成果を地域へ開示することで地域の俳句文化の活性化に寄与することを目的としています。
「蒼天句会」は先の「あけぼの俳句会」を継承して、2022年(令和4年)10月に設立されました。現在の活動は毎月一度開催される定例句会を主とし、公民館展示なども行っています。これらの活動成果は以下に掲載する通りです。この他、会員の作品集も掲載しています。
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例会報告
句会風景
◎第30回例会(令和7年4月10日)
辛夷(皇居東御苑 三浦紹子)
兼題は「辛夷(こぶし)」。モクレン科の落葉高木の花で日本全土に自生する。春、葉に先立って芳香のある白い六弁花をつける。蕾が赤子の拳の形に似ていることからこの名がついたといわれる。一弁の疵つき開く辛夷かな(高野素十)、風の日の記憶ばかりの花辛夷(千代田葛彦)、備中の国のあをぞら花辛夷(井上弘美)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 春 角川学芸出版抜粋。
◎第29回例会(令和7年3月13日)
兼題は「囀(さえずり)」。繁殖期の鳥の雄の縄張り宣言と雌への呼びかけを兼ねた鳴き声をさす。鴬、雲雀、四十雀、目白などさまざまな鳥の声を聞くことができる。囀をこぼさじと抱く大樹かな(星野立子)、囀に色あらば今瑠璃色に(西村和子)、切株がいつものわが座囀れり(福永耕二)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 春 角川学芸出版抜粋。
◎第28回例会(令和7年2月13日)
兼題は「春浅し」。傍題として、浅き春、春淡し、浅春。春になったものの、春色はまだ整わない。降雪もあり、木々の芽吹きには間がある頃である。木の間とぶ雲のはやさや春浅き(三好達治)、猛獣にまだ春浅き園の木々(本田あふひ)、春浅き空へさし入る木々の末(星野恒彦)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 春 角川学芸出版抜粋。
◎第27回例会(令和7年1月9日)
兼題は「年賀状」。傍題として、賀状、年賀はがき、賀表。年賀の意を記した賀状をいう。年賀状の中に古い友人や思いがけない人の名を見出したりして、喜びを覚えたりする。猫に来る賀状や猫のくすしより(久保より江)、手鏡のごとく賀状をうらがえす(岩淵喜代子)、嵩なして男ざかりの年賀状(大島民郎)などの句が知られています。俳句歳時記 新年 角川学芸出版抜粋。
◎第26回例会(令和6年12月12日)
兼題は「枯芒」。傍題として、枯薄、冬芒、枯尾花。枯れつくした芒のこと。枯れた穂が風に吹かれているさまもまた趣がある。枯芒ただ輝きぬ風の中(中村汀女)、枯尾花淋しきことも夢の如(京極杞陽)、人通りふと賑やかに枯尾花(波多野爽波)、冬芒洗ひざらしの軽さして(右城暮石)などの句が知られています。合本俳句歳時記 角川書店抜粋。
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作品展示
◎2024年11月2-10日(美浜公民館文化祭)
展示作品24111 展示作品24112 展示作品24113 展示作品24114
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作品集
<講師句集>
<会員句集>
<今月の一句集>
<随想>
◎北 洋一 1月例会(R7) 私の投稿句の背景「たった一枚の年賀状 」
◎北 洋一 6月例会(R6) 私の投稿句の背景「本家の夏座敷抄」
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