団体紹介
「蒼天句会(あおぞらくかい)」は俳句を詠み鑑賞するという活動を通して会員の詩的感性の涵養を図り、日々の生活に潤いを培うとともに、活動の成果を地域へ開示することで地域の俳句文化の活性化に寄与することを目的としています。
「蒼天句会」は先の「あけぼの俳句会」を継承して、2022年(令和4年)10月に設立されました。現在の活動は毎月一度開催される定例句会を主とし、公民館展示なども行っています。これらの活動成果は以下に掲載する通りです。この他、会員の作品集も掲載しています。
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例会報告
句会風景
◎第32回例会(令和7年6月12日)
鳥取砂丘(田野辺隆男)
兼題は「薫風(くんぷう)」。傍題として、「風薫る」。木々の緑の香りを運ぶ心地よい風で、青々と茂った木々の間を吹き抜ける風の様を表しています。初夏の風。薫風や晴れて水田の方一里(三田きえ子)、薫風に一切経の櫃並ぶ(高野素十)、押さへてもふくらむ封書風薫る(八染藍子)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 夏 角川学芸出版抜粋。
◎第31回例会(令和7年5月8日)
兼題は「夏隣(なつどなり)」。傍題として、「夏近し」。ようやく夏に移ろうとしている頃のこと。夜の明けるのが早くなり、木々の緑の眩しさも夏の近いことを思わせる。茶房からジャズの音洩るる夏隣(岡本崇)、街川の薬臭かすか夏隣(永方裕子)、夏近し浮雲よりも白き橋(加藤静江)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 春 角川学芸出版抜粋。
◎第30回例会(令和7年4月10日)
兼題は「辛夷(こぶし)」。モクレン科の落葉高木の花で日本全土に自生する。春、葉に先立って芳香のある白い六弁花をつける。蕾が赤子の拳の形に似ていることからこの名がついたといわれる。一弁の疵つき開く辛夷かな(高野素十)、風の日の記憶ばかりの花辛夷(千代田葛彦)、備中の国のあをぞら花辛夷(井上弘美)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 春 角川学芸出版抜粋。
◎第29回例会(令和7年3月13日)
兼題は「囀(さえずり)」。繁殖期の鳥の雄の縄張り宣言と雌への呼びかけを兼ねた鳴き声をさす。鴬、雲雀、四十雀、目白などさまざまな鳥の声を聞くことができる。囀をこぼさじと抱く大樹かな(星野立子)、囀に色あらば今瑠璃色に(西村和子)、切株がいつものわが座囀れり(福永耕二)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 春 角川学芸出版抜粋。
◎第28回例会(令和7年2月13日)
兼題は「春浅し」。傍題として、浅き春、春淡し、浅春。春になったものの、春色はまだ整わない。降雪もあり、木々の芽吹きには間がある頃である。木の間とぶ雲のはやさや春浅き(三好達治)、猛獣にまだ春浅き園の木々(本田あふひ)、春浅き空へさし入る木々の末(星野恒彦)などの句が知られています。俳句歳時記 第四版増補 春 角川学芸出版抜粋。
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作品展示
◎2024年11月2-10日(美浜公民館文化祭)
展示作品24111 展示作品24112 展示作品24113 展示作品24114
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作品集
ジャカランダ
<講師句集>
<会員句集>
<今月の一句集>
<随想>
◎北 洋一 1月例会(R7) 私の投稿句の背景「たった一枚の年賀状 」
◎北 洋一 6月例会(R6) 私の投稿句の背景「本家の夏座敷抄」
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